安めぐみが表紙と巻頭7P(尾形正茂)。安めぐみに関しては、「老けたなー」と思う時が多くて、その印象が後に残ってしまい先入観を感じる時があるんだけど、今回はその先入観はなんとか払拭出来ている。ビジュアル的にはちょっと老けて見えるけど、ビキニで全身ポーズ(P1)とか、割と若々しいスタイリングで勝負しているところが好結果を生んでいるかな。でも、スタイル的にはシャープさに欠けるし、本当に前線で戦えるだけの力量があるのか、というと若干疑問。(75点)
里中あやが巻末に3P(西田幸樹)ですが、3Pだから何とも言いがたい。ビジュアルの頼りなさが、「垢抜けない可愛らしさ」を生んでいた昔とは、状況が変わってしまっている気がします。
愛衣が表紙と巻頭8P(木村晴)。笑顔勝負の傾向が強い愛衣と、ワンパターンにはめ込む傾向の強い木村晴とのコンビだし、表紙はいつもの笑顔だし、で割とマンネリ的な物を想像しましたが、結果は笑顔とは違う表情が多いという意外な結果になっています。しかも、笑顔以外の表情がそこそこバランス良く撮られている。こういう仕上がりになったのは面白いけど、万全の出来とは言いがたいし、ヤンマガ初登場なので笑顔の割合はもう少し多くても良いかな(勝手な言い分)とも思います。どっちに行っても、なかなか難しいですね。(75点)
青山玲子が巻末6P(木村晴)。「ドラマで活躍中」ってなんのドラマだよ、と思ったら「恋する!?キャバ嬢」かよ。あれってドラマなのか?(失礼)。表紙には「モデル系」と謳われたり、何か持ち上げ度が高いけど、そこまでのポテンシャルは感じないなあ。P6の撮れ具合に非常に厳しい物を感じるし、他も可愛らしいけど平凡とも思える。木村晴だからここまで持ってこれているけど、他の人だとすごく普通に撮られてしまいそうだ。とりあえず、保留で良いんじゃないだろうか。(70点)
福永ちなが表紙と巻頭、センター合わせて11P(上野勇)。これは…。この表情の撮り方のまずさは何が原因だろう。上手く撮ればP2左下の笑顔のような表情も撮れると思うのですが、全体に抜けているというか、乱れているというか、ビジュアルの撮られ方が厳しいです。P5やP6、センターP3など。仲根かすみもこういう、悪い時には抜けて見える傾向が在りましたが…。何となくメイクの問題のような気がするな。ここで責めるのはあまり有意義ではない気がしてきた。他に期待。(60点)
巻末に野崎亜里沙4P(吉田裕之)、原田麻衣4P(松田忠雄)。野崎亜里沙は下半身が激しく重すぎだし、表情も可愛さに欠けている。原田麻衣はP4の胸強調ワンピースが印象に残るけど、他はそれなり。ちょっとだけ一青窈似に見えなくもない(ほんとかよ)。
その他、旬感少女(1P連載)で彩月貴央。以前から思っているのですが、この連載はたった1Pで、しかも肩見せバストアップではあるけど表情が証明写真のような物が多く、紹介グラビアとしても最低の部類にはいると思うのですが、写真を良くしようとかいう動きはないんでしょうかね。
相武紗季が表紙と巻頭6P(西田幸樹)。昔スピリッツに掲載されていた浦沢直樹の「Happy!」が単発ドラマ化、その主役を相武紗季がするとのことで、それ関連のテニスグラビア主体。テニスウェアを身に纏ったスポーティな感じは、さすがに相武紗季は似合います。P4のしっとりカットなんて要らないから、全編テニスグラビアが見たかった気もする。ちょっと焼けた肌の色も合わせ、ここまで仕上げられるのは相武紗季だけ、なのかも知れない。ボリューム足りないけど、良いグラビアです。(85点)
中島知子のグラビアが袋とじ8P(平地勲)あって、その前の号の予告を見ると「意外と良いんじゃないか?」と思っていたのですが、結果的にはそれほどでもなかった。やっぱり青木さやかの写真集と比較してしまうけど、あそこまで思い切ることも出来なかったし。(60点)
井上和香が表紙と巻頭7P(西田幸樹)。ついに(あからさまな)水着が無くなってしまいましたか?P1とか、P4とP5の見開きとか、表情面に見るところは多く、撮りの上手さが感じられます。でもまあ、水着無くなってしまうと、ふーんと思ってしまう部分もある。残酷だけど。女優グラビアへの移行、分からないでも、無いけどね。(70点)
福永ちなが袋とじ8P(西田幸樹)。袋とじ裏表紙のギリギリエロっぷりに期待と不安があったけど、中はまあこんなもんかな。きっちり撮っているのがP3くらいで、後は胸アップとか、変なポーズとか、変なアングルとか、袋とじで狙いすぎている感じ。実質スピリッツ上での紹介グラビアなのだから、もっと素直でも良かったのでは。(65点)
小町桃子が表紙と巻頭8P(根本好伸)。P1の笑顔の表情が素晴らしく良くて、「キタコレ!」(使ってみたかった人)と思いました。でも、それ以降はこれまでより大きく伸びた、というところもないかなー。笑顔の方向性としては相武紗季に近い物を感じて、かつ相武紗季より受け容れやすいビジュアルだと思うので、何かのきっかけで(人気的に)大化けもあり得るとは思います。P8も可愛い表情になっているし、P4の笑顔もいい。全体に笑顔はキャッチーだと思う。あとは、P7のような左右の目のアンバランスさ、出ても良いんだけど(それによる欠落感がむしろ引きを作りそう)、もう少しソフトに出せたらな。(85点)
村岡沙耶香が巻末6P(井ノ元浩二)。一時期の井川遥を彷彿とさせる唇、というか、キャプションもそこに落とし込みすぎ。井川遥と比べると若干ビジュアルの精度が落ちて、P5、P6ではその辺の弱点が如実に表れている。胸回りは良いんだけど、スタイルバランスもそれほどの良さは感じないし。結局、既存の枠内にいるので、次の展開は感じにくいです。(70点)
森下千里が表紙と巻頭8P(沢渡朔)。マンネリ化が激しく進んでいた森下千里のグラビアも、沢渡朔撮影でちょっと違った風味が出ています。特に表情を含めたビジュアルの撮り方に面白みを感じる。70年代のアイドル女優というか、日活ロマンポルノのポスターというか(よく知らないけど)、古めかしい雰囲気が「今風高め」の森下千里にしてはむしろ新鮮。代表カットを挙げるなら、P6かな。これを連続されると辛いけど、単品で見ると面白い。(80点)
小町桃子が巻末7P(根本好伸)。書いている時系列が逆なので書きにくいけど、この(先に出た方の)グラビアを見ると、それほど良さを感じない。言い換えれば、過去の小町桃子のグラビアと同じような、ぱっと輝く物に乏しい。この次号のグラビアを見た後だと、「ああ、それは自然な笑顔なんだな」と気付くわけですが、こちらを先に見ると多分見限ってしまっていただろうな。やっぱりグラビアは表情命だなー(見方が偏っている人)。(70点)
浜田翔子が表紙と巻頭8P(井ノ元浩二)。表紙を見た時から思いましたが、中見てもなんか疲れに近い物を感じるのですが。多分本人の疲れとかではなく、撮影時の表情の方向性の問題なんだろうな。全体に表情が硬いんですよね。その表情のこわばりが、見る側に不安定な印象を与えています。衣装面は割とバリエーションに富んでおり、面白みもあるので、表情がもう少し良ければな、と悔やまれます。(75点)
南明奈が巻末6P(木村晴)。南明奈は写真集買ったので、写真集見て思ったこと含め写真集レビューの際に詳細に書きたいのですが、いつになるか分からないので先にここで軽く。彼女は雰囲気後藤真希、表情の出し方が安倍なつみという、非常に希有な物を持っていると思います。スタイルはそこそこスレンダーだけど、肉感も兼ね備えている。ということで、磨き方によっては今年独走するくらいのポテンシャルは持っていると思います。でも、今のままだと表情の出し方が完成されすぎていて、そこに面白みに欠ける部分がある。もう少し、遊びというか、ラフさというか、その辺が出せれば鬼に金棒だと思います。(90点)
矢吹春奈が表紙と巻頭、センター合わせて11P(上野勇)。表紙からP3、P4からP7、センター、と3つのパートに分かれて、同じような表情がそれぞれのパートで並んでいて、そこが単調な感じを生んでいます。編集の意図通り(キャプションはパート分けを前提としたもの)なのでしょうけど、最初に(わざとらしい)笑顔を並べてしまうのはどうなんだろう。並び的には「ニッコリ」→「クール」→「しっとり」っぽい並びですが、ニッコリを真ん中においた方が良かったかもな。写真の出来自体は矢吹春奈の類型を切り取った感じで、新鮮味はないけど手堅い。(75点)
巻末はこの号も4Pグラビア2点、南明奈(上野勇)と清水楓(松本裕之)。こちらの南明奈は自然な表情が魅力的。ページ数少ないけど、凝縮された良さではヤンマガに勝る。(90点)
清水楓は面白いですね。精度という意味では微妙で、P3のような笑顔だと今ひとつですが、しっとりめの表情にはぞくっとするような魅力がある。路線を絞ったグラビアを見てみたい気がします。(85点)
その他、1Pグラビア「旬感少女」で江澤璃菜。こういうグラビアに出てくるのは珍しいな。もっとグラビアで見たい人の一人です。といいつつ、リニューアル後の「メメプロ」は(録画はしている物の)ほとんど見れていませんが…。
やっぱりそんなに急には抜け切れませんでした。見えていたはずの明かりが…。ということで、貯まりに貯まっているレスは多分週末予定。今週は、なるべく今日みたいな形で同一雑誌の過去分を消化していく予定ではありますが、更新保証は出来ない状態ですので、アンテナ推奨でお願いします。