帰宅したので朝はゆっくり。久しぶりに二度寝をした。昼から十三に行ってチケット受け取り。℃-uteの札幌公演でしたが、予想以上に席が良かった。まあ。日曜の札幌公演、遠征組が敬遠したのもあるのかな。
十三の松屋で昼食後、京橋に移動、ダイエーで時間を潰した後、シアターBRAVA!でBerryz工房、スマイレージ共演の「我らジャンヌ」を昼夜二回。これは後で書く。
終演後は翌日仕事というのもあって、ダイエーで買い物をした後、特に実家に帰らずマンションに。ダイエーの惣菜で夕食。
脚本、演出が同じ「ステーシーズ」が好評だったこともあり(その評を聞いてDVDを買ったけど見れてなかったけど)、ある程度期待はしていましたが、実際どんなもんかな?という思いを持って初回の席に座りました。
で、始まって数分で圧倒される。これはすごい、ミュージカルとしての本格感、舞台の力がすごすぎて、見ていて「すげー」を心の中で連発していた。ミュージカルって、圧を持った芸術なんだ、と初めて知りました。これは池袋含め、もっと回数を見たかった、残り3回じゃん、と初回見ている途中から残念な気持ちになったり。
内容は、フランス百年戦争の英雄ジャンヌダルクと、その死後、後継者として周囲に祭り上げられる少女ジジとの物語。死んだはずのジャンヌが降りてきて、ジジに使命を告げるが、その姿はジジにしか見えず、といった、まあストーリーとしては中世的。
配役として、Berryzとスマイレージがペアとなり、TRUTH公演とREVERSE公演で役を入れ替えて演ずる、そういう趣向も入っています。で、昼に見たのはREVERSE公演で、ジャンヌが菅谷梨沙子、ジジが和田彩花。夜はその逆。
昼のREVERSEでは、菅谷梨沙子と和田彩花の先輩後輩の関係性などから、すごく自然に見られました。貫禄あるりしゃこ(面倒なのでここから愛称)と、どこか自信なさげなあやちょ、というのもはまっていて、すごく自然に見られた。ショートカットのあやちょはすごく可愛い。
で、自信なさげなあやちょが使命に目覚めてからがすごく格好良い!特に歌。和田彩花って、それなりに上手いけどあんまりパワーを持ったイメージがなかったんだけど、分かって無かったです。すいません。とにかく力量に圧倒された。それを歌の面でフォローするのが天才菅谷だから、この出来も当然か。
夜のTRUTHではその逆ということで、やや違和感が残る感じ。でも、やっぱり天才菅谷梨沙子だなあという内容だった。どちらをやらせても素晴らしいので、歌の説得力含め、主役を見る意味ではTRUTHが勝る。
でも、全体の配役のマッチング、特にジャンヌとジジの関係性からくる説得力など、舞台全体の満足度ではREVERSEだなあ、他の役についてもTRUTH、REVERSEで善し悪しはあるんだけど、全体にREVERSEが勝る。
ジジの幼なじみ役とジャンヌの妹役として、福田花音と熊井友理奈が組になっているんだけど、ジジの幼なじみとして(スマの苦境を二人で乗り切っていた、という先入観があるにせよ)福田花音がはまっていたし。熊井ちゃんにはどちらも若干の違和感が…。
抵抗軍の頭領役とスパイ役(イングランド軍司令官の娘)の組み合わせで夏焼雅と田村芽実が組になっていたけど、REVERSEでの頭領夏焼、スパイ田村の組み合わせの方がはまっていた。田村のミュージカル発声は若干浮いていたけど、それが翌日の総攻撃を告げるシーンでは感情移入させる感じになっていた。でもどちらも捨てがたい、そんな印象を持ってこの日は終了。そうそう、狂言回しの嗣永さんも良い演技でした。
このミュージカルが素晴らしいのはその楽曲。すごくサントラが欲しい。パンフレットには「ケルトのイメージ」とか書いてありましたが、中世ヨーロッパの世界観に沿ったメロディ(ダサい言い方をすると、悪魔城ドラキュラ風)が秀逸で、どれも名曲。DVDまで待てないよー。
ということで、もう夢中になってしまいました。翌日の千秋楽が楽しみ。休日出勤を午後からにしておいて良かった−。