旅行に出るまでは、鳥取方面に引き返して因美線の残りを乗り潰すか、西に向かって仙崎支線と美祢線に乗るか迷っていて、ほぼ前者を考えていたが、朝起きて、再度鳥取まで戻るのは退屈だな、と思って西に向かうことにする。その場合、あまり朝早く出ても、結局益田駅で待たされるので、適当にゆっくり出た。なのでホテルで広島原爆記念式典を見たりする。
9時台の快速で移動開始。そんなに混んでいないだろう、と思っていたが、出雲市の前から、50人くらいの女子中学生のグループが乗車していて、結構混んでいた。なんとか途中で海側窓際の席は確保したので、景色は楽しめたけど。ここの、出雲市から西への山陰線のルートは、海側の景色がすごく良くて、2度目の乗車だったけど改めて癒された。良かったです。途中の江津駅前の軍艦ビルが気になった。
浜田で4席掛けの私の周りの席の3席が空いたら、なぜか女子中学生のグループの3人がそこに座ってきたので、目のやり場に困った。変にそちらを見るわけに行かず、景色から視線がそらせなくなるとか。結局終着駅の益田で全員降りていった。益田駅前の大阪王将で昼食、益田はこの時灼熱の暑さだったが、どうも38℃くらいあったらしい。
益田で1時間待ちの後、長門市まで。以前ここを乗ったときは、東萩から玉江まで歩いて移動したので、今回山陰本線を本当の意味で完乗できた。長門市に着くと台風の影響か、そこそこ涼しくなっていた。次の仙崎から美祢線に入る列車まで時間があったので、長門市から仙崎まで歩いてみた。仙崎駅前には金子みすゞ記念館があったが、中には入らず。ちょうど仙崎駅に着いた頃に、観光列車が南に向け出発して行ったみたいだった。
仙崎から美祢線。中国地方の陰陽連絡線によくある、一両編成、ロングシートの車両がのんびり走る、そういう路線。なかなか、こういう路線は前途厳しいなあ、と思う。厚狭の手前の湯ノ峠駅ですら、かなりの秘境感だったので、そうなるのは仕方ないか。車両の中には「利用証明書」の束がぶら下がっていて、それを見せると割引の施設とかもあるみたい。
厚狭からは山陽本線で西に向かい、小倉から新幹線で帰る。小倉で少しお土産を買う。帰阪したら台風前日の生暖かい風が来てるなーと思ったが、まだ遠かったはずでは、と思って今速報を見たら、結構近くに来ていた。