予定が東京夜開始、ということであまり急いで上京する必要もなく、さてどうするか、と思いつつ、まあ途中ぶらぶらするか、と10時頃出発。京都10時半くらいのひかりで小田原まで行くことに。連休初日で、小田原に停車するのはあまりないので、割とひかりも混んでいた。
当初の予定では、小田原から町田までロマンスカーで移動して、そこから八王子に向かおうと思っていたんだけど、小田原に着いたら小田急が人身事故で、ロマンスカーが全面運休。さてどうする、と少し考えたが、そういえば相模線に通しで乗ったことないな、と思って茅ヶ崎から相模線で八王子に向かうことにする。
座席もそれほど空いていなかったので、先頭車両の先頭に乗って鉄ヲタ感を出してみた。近くに中学生くらいの鉄ヲタがいて、駅に止まる度に(手動の)ドアを開けて、ICレコーダをかざして駅のアナウンスを録音していた。楽しみ方が渋い！でも、途中先頭車両の乗車位置に女子高生がたむろしている駅があって、そこではドアを開けられずそのまま。ちょっとかわいそう。
八王子着後、八王子のハードオフに行ってみる。東京最大級の広さ、ということで何か面白いものないか、と思っていって、面白いものはたくさんあったのだが、買うまでには到らず。でもまあ、ハードオフは見ているだけで楽しめる。八王子のすき家でプレミアム牛めし。一緒に出てくる黒胡麻焙煎七味の方がプレミアム感あった。
そこから大塚に移動し、東横インにチェックイン。東横イン大塚1は、まるでマンションのような、外に廊下のある構造で、いつもちょっとびっくりする。軽く荷物を置いて新宿に移動、スマイレージのミュージカル「Smile Fantasy」を鑑賞。後で書く。
終演後は変わったものを食べようかと思っていたけど、結局日高屋。そのままホテルに行って一泊。
スマイレージが架空のアイドルグループ「スマイレージ」を演じるというメタ構成で、スマイレージの楽曲群をモチーフにしたミュージカルという、まあファン向けの内容だけど、「我らジャンヌ」「LILIUM」と連続して感銘を受けた末満・和田作品だったので、初回から3公演分のチケットを確保して鑑賞した。
内容は、とにかく笑った、楽しかった。つんく♂の妄想恋愛歌詞をモチーフにした恋話ストーリーが、過去作品でも良かった末満さんのコメディ演出で連打、楽しくならないはずがない。2回目以降は客席の笑いも減る(複数参戦ばかり)ので、初回に見れたのが更に良かった。
ミュージカル部分としても、過去のスマ曲がソロ満載の歌割で再構成されて、新鮮な感動。かななんがブルース歌手みたいなパワフルな歌唱を見せていたのが印象に残ったし、りなぷーの歌声とかも貴重。心なしか、普段歌割りの少ないこの二人の歌パートが多かった感じ。あとの4人は安定していたが、1期二人の歌は選曲も印象的で、感情も乗っていて、そちらも良かった。
今回は衣装も見所。パジャマに始まり、制服、男装、総統(？)と続き、最後は事務所の決めた(と劇中の台詞で表現される)変な衣装(？)で大団円。研修生の衣装も可愛いし、アイドル舞台の一つの方向の完成形とも言える。言い過ぎか。ということで、LILIUMのようなファン以外への広がりはなさそうだけど、ファンとしてはすごく楽しめる、良い舞台でした。
元々、この日に3期メンバーの発表がある、との話だったので、ひょっとして開演前とか終演後とかに出てくるか、と思っていたが、結局開場前に記者向けの発表があって、開場した時点でネットには情報が流れていた。で、特に出てくることもなく。まあ、マスコミ集めるのに舞台初日が使いやすかっただけで、研修生ばかりだしファンへのお披露目という必要性も薄いし、出ないのも納得だけど。
3期メンバーは、全て研修生で、室田、佐々木、相川。むろたんとりかこの即戦力2人に育成枠のあいかわというバランスの良さ、スマのテコ入れは本気だなー、と思った。実力はあるが勝ち切れないチームに現れた、社会人野球のキャプテン二人と、スカウトノーマークの地方の大器みたいな、そんな補強に見える。これは来年からの活動が更に楽しみに。