前回の北海道の旅では札幌、小樽、函館と札幌→函館間の観光地しか見られなかったので、今回は北海道の別の部分を見ようと考えていましたが、なかなか決め手がなく、出発直前まで迷っていました。そんな中、今週の火曜日に週刊プレイボーイを買ったら、高樹千佳子が夏の旅のお薦めとして富良野を挙げていて、これだ、と思ってしまった私。えらくミーハーな決め方ですが、そういうわけで今回は道央へ足を伸ばしてみようと思いました。
JR北海道では「ふらの・びえいフリーきっぷ」というものを販売しており、旭川、富良野、美瑛のエリアへの往復自由席特急と、現地での列車乗り降り自由で5000円とお買い得価格。ということでこれを購入し、9:00発のスーパーホワイトアロー5号の自由席でまずは旭川へと向かいました。ちなみに、この列車は指定席が一両しかないため、指定券を買おうとするより、自由席に並んだ方が良いのかも知れません。行きではそんなに前から並ばなくても、普通に窓際に座れましたし。約1時間20分程度で旭川に到着。
乗り継ぎしようと思ったらすぐに出る電車に乗れば良かったのですが、ここは旭川で1時間程度観光して、旭川でもラーメンを食べようと思って一本遅らせました。で、旭川の駅近辺をぶらぶらしましたが、駅前の買い物公園(歩行者天国)にはラーメン屋は少なく、その西側の通りに多いことに気付かなかったので(調べろよ)、店を見つけるのに時間がかかってしまいました。
というくらいなので、特に美味い店とかを調べたわけでもなかった私。ということで適当に目についた元祖旭川ラーメン 一蔵に。中では普通の醤油ラーメンを注文しました。味は海産物だし系の典型といった感じで、それなりに美味くてスープは結構飲んだんですが、それ以上のサプライズがないなあ、とは思った。びっくりするほど美味く感じるには、もう一段何かが欲しい感じで。先ほどの評価システムだとA-くらいかな。
ちなみに、関係ないのですが、あさひかわラーメン村は旭川の駅前にはないので注意(普通調べます)。元々行く気はなかったとはいえ、後で調べてみてそれを知って驚きました。本当に「旭川ラーメンを食べに行く」ための場所なんですね、ラーメン村は。
到着時間から1時間くらい経って、富良野線に乗車。美瑛は車必要っぽかったので諦めて(私はタクシーがあまり好きではないのです)、まずは北富良野へ。ガイドブックに載っていた「ラベンダーの名所」日の出公園を目指して。駅から20分程度歩いたところにある高台で、ラベンダーや他の花々を植えてある場所、とのこと。でも、さすがにこの時期だと普通のラベンダーはもう終わっていて、黒っぽい姿を見せていました。ラベンダー以外の花は綺麗でしたし、展望台からの見晴らしは良く、まあまあ満足感はありましたが。
富良野線はこの夏の時期はほぼ一時間に一本運転されているので、その1時間後の列車に乗って次は中富良野へ移動。やってきたのがノロッコ号という展望トロッコ列車。これ、存在は知っていましたが、あまりダイヤとかを真剣に調べていなかったため意識から無くなっていたため、列車がやってきた時には嬉しかったです。おお、これに乗れるんだ、っていう。
社内では記念グッズなどが販売されていましたが、その中にいかにも手作りっぽいCD-Rが!これはネタとして買わねば、ということで購入してしまいました。1枚1000円、沿線風景などが入っている、とのこと。今旅行先でドライブ持ち合わせていないので(私が使用しているのはThinkPadX31で、1スピンドル)、まだ見ていませんが、楽しみに思っています。
上富良野からは一駅で、臨時駅である「ラベンダー畑」駅へ。そこから歩いて数分でラベンダーの有名な「ファーム富田」に到着。さすがにこちらは時期ずらしのラベンダーなどもあり、一面のラベンダーを見ることが出来ました。作りっぽい風景になっていますが、綺麗でした。
ラベンダーの生成工場などを見た後、ラベンダーソフトクリームを食すなどして終了。ちなみに、そこでは富良野のメロンを発送できるようになっていて、思わず2個購入し自宅に発送してしまいました。いや、なんか美味しそうだったので。
ラベンダー畑駅はそのトロッコ列車しか止まらず、その列車は2時間おきに運行しています。その間は通常列車で、それは隣の中富良野駅に止まる。私の今日の予定からすると出来たらトロッコ列車の一時間後の列車に乗りたいと思っていたので、隣の中富良野駅まで歩くことにしました。ファーム富田を出たのが14:20くらい。炎天下、歩き始めました。
で、ここで大きな勘違いを二個。ガイドブックに「中富良野駅からファーム富田まで徒歩で15分」「次の列車は14:45分中富良野発」だと思っていた私。ですが、実は「徒歩→自転車」「14:45→14:41」だったのですね。で、前者の誤りには出発後しばらくして気付いたので、かなり速度を速めました。その甲斐あって、14:40頃に中富良野駅に到着、でも駅を見ると列車が止まっている。あれ?と思ってダッシュして駅にはいると、ちょうど列車の扉が閉まって発車するところでした。
これはまずい、とばかりに運転席へ向かって走り出すと、運転手の方が気付いてくれて扉を開けて載せてくれました。田舎の列車はこういう親切さがあって、ありがたみを感じます。ですが、かなり汗だくになってしまいましたが…。
富良野に到着するも、予定では空き時間は1時間弱、観光スポットは車で行くような所ばかり、ということで駅周辺で時間つぶし。帰りは行きとは違って、富良野から各駅停車で滝川へ向かい、そこから特急で帰る算段。
で、この富良野→滝川の各駅停車が風情があって良かったです。窓を開けて走ると良い風が入ってくるし、風景は良好。こういうのが鉄道旅行の醍醐味だなあ、と思いました。そういえば前もそういうことを思ったっけ。やっぱり私は各駅停車が好きみたいです。
その途中、結構長いトンネルにはいるのですが、そこも窓を開けたままにしておくとトンネル中の空気が冷気として入ってきて寒いくらい。それもまた良い気持ちでした。トンネルを抜けると窓が曇るくらいで。
その後は普通に特急に乗って札幌まで。
札幌到着後、ホテルへのチェックイン、明日の切符購入後、今晩の食事を探して街へ。その前にホテルで(IRCとかで)情報を集めたら、「味の起平」が良いらしい、との話があったので向かってみる。着いた時は閉店後っぽい雰囲気だったので一旦諦めてしまいましたが、もう一度前を通るとどうも準備中なだけだったみたいでした。ということで、しばらく待って20時頃に店の中へ。
ブレンドのみそラーメンを頼んでみましたが、うーん、ちょっと酸味が強くて私には合わなかったなあ。どうも誉めていた人は塩ラーメンを食べたみたいで、そこが失敗だったのかな。みそだけで判断すべきではないのかも知れないけど、味としてはB-くらい。もやしとかチャーシューがスープと馴染んでいなかった気もするし。
あとはホテルへ。この5日からすすきので祭りっぽいイベントがあったみたいで、ソーランの格好をした人をたくさん見かけました。でも、どうもソーランの格好だと化粧が濃くなって今ひとつだったのですが、今日は丸井今井の人たちを見て、それが結構綺麗でした。やっぱり素材なのかな、と。
明日は移動日で大移動をする予定です。ということでネタはあまり無いかも。