むかーし、CD-Rが普及しだした頃、ビデオCD製作というのが一部で流行った時期がありました。その頃はVAIOも出始めで、ビデオキャプチャ機器、CD-Rのライティングソフト、MPEGの製作手法、どれも全く確立されていないような状態。
ということで、「安定して毎秒30フレームキャプチャ出来るハードはあるか?」「CD-Rを安定して焼くには?」「MPEGへの変換にはどうしたらいい?」「変換したMPEGを、CD-Rライティングソフトが認識してくれない!」「CD-Rを認識するDVDプレイヤーはどれ?」などなど、トラブル続出。ちょうどインターネットでの検索が実用的になったころなので、必死に検索して、それでも失敗CD-Rがどんどんできあがるという、厳しい時期でした。
時は流れて今日。MPEG2でのキャプチャボードが一般化し、DVD-Rドライブが5万円以下で手に入り、DVDプレイヤは2万以下。CPUは1Gオーバーのマシンが10万以下で実現出来る。DVDのライティングソフトは百花繚乱。と、いきなりおっさんくさい話をし出したのはなぜかというと、久しぶりにDVD-Rを焼いてみて、あまりに簡単に出来たので。
ターゲットは松浦亜弥のスペースシャワーTVでの特集(30分)。それを放送と同時にMTV1000でキャプチャし、カノープスが提供しているCMカッターで不要な所をカット。UleadのDVD Movie Writerでオーサリングして、LF-D321(DVD-RAM/Rドライブ)で焼く。この流れで、見事なまでにトラブル無しでDVDプレイヤで見られるDVD-videoが焼けるのですから、良い時代です。
MTV1000は本当に安定していて、タイマー録画で失敗経験は無し。CMカッターはIピクチャで選んでGOP単位でカット出来るので安心。DVD Movie Writerは操作も分かりやすく、チャプタも簡単に切れる。LF-D321は書き込みは遅いものの、これまで目立ったトラブルも無し。DVD-Rは今だと1枚500円くらいで台湾製なら買えます。ということで、これらの組み合わせ+Celeron 1.2GHz、i815EPのマザーでのAVパソコンは家電並みに安定しています。一つの安定したシステムの作り方、と言うことで。