7時前にホテルを出る。ホテルの前でワゴン車に乗り込む女の子のグループと、スタッフっぽい男性数人がいて、(地下)アイドルグループの遠征っぽいなー、と思った。7時過ぎのあいの風とやま鉄道で魚津まで向かう。
乗り換え時間が30分くらいあったので、魚津駅前を散策。昔何度か出張できたことがあったけど、その時の雰囲気はかなりなくなっていた。仕事終わりに飲みに行って、岩牡蠣を食べてすごく美味しかった店も、開いているかどうか分からなかったし。
魚津で富山地方鉄道に乗り換え、宇奈月温泉まで。途中、枝切り鋏と鋸を持ったおじいさんが乗り込んできて、それを持ったまま外国人の家族連れに「おはよう」とゆっくりしたトーンで話しかけていて、ホラー映画のワンシーンを見ているようだった。
そのおじいさん、座席に座って荷物を置いたが、それらの刃物が通路にはみ出すように置いていて(カバーはしていなかった)、通る人がぶつかったりしていたし、最終的には刃が外に出た形でリュックに突っ込んで、それを背負って歩き出したので、それ刃先が全然意識できていないだろう、怖っ、と思った。携帯で電話をしていたりしたので、ボケている扱いにはならないのだろうけど、明らかに加齢で何かが欠落してしまっている。
宇奈月温泉で降りて、すぐにトロッコ列車の駅に行き、チケットを引き換え。バスで来た観光客が国籍問わずたくさんいて、駅は大混雑。これは早めに並んでおかないと、自由席でまともな席が取れないな、と警戒して、列ができそうになったら即座に並ぶ。周りの客の動きを参考に進行方向右寄りの一番後ろを確保。結果として、景色の良い席を取ることができた。
トロッコ列車の感想としては、これ往復2時間40分で4000円のエンターテインメントとしては最高だけど、ちょっと長すぎるかなー、という感じ。トンネルも多く、片道1時間20分はちょっと飽きるかも。とはいえ、木の葉の色づきかけた時期に乗るのは最高だった。 一般車は4人掛けということだったけど、全体に3人ずつしか乗っていなくて、それでも満席扱いだったので、ある程度加減して席は確保しているようだった。あと、下界の温度に合わせた格好で乗車したが、欅平は10℃とのことで、その途中風がガンガン入る車内はかなり寒く、最終的には手先は痺れ、もうすこしで歯の噛み合わせが悪くなるくらいではあった。着ていく服は気をつけないといけない。
欅平に着いたらそれほど寒くはなかった。先日買ったジンバル(osmo mobile 3)をつけての撮影をしたり、駅の周辺を1時間くらいぶらぶら見て回り、帰りの列車に乗り込む。帰りは下にヒートテックを着たので、そこまで寒くはなかった。行きに良い席が取れたので、帰りはあまりガツガツせず、列にも並ばなかったら、同じく進行方向の右側の、客車の先頭に乗ってしまい、あまり良い景色はなく。とりあえず行きは右側、帰りは左側の、客車内では後ろの方の席を取るのがおすすめ。
宇奈月温泉もわりと混雑しており、こんなのだと外湯に入るとかも無理だろう、とさっさと富山地鉄に乗り込む。でも、調べてみたら待ち時間の都合で、宇奈月温泉を見てから1本後に乗った方が良かった。ということで、黒部宇奈月温泉駅で1時間くらい待たされる。新高岡はイオンモールが西に伸びてきて、駅前何にもない状態をやや脱しかけているが、黒部宇奈月温泉は未だに何もなくて困る。
特に何もせずにぼーっと時間を過ごし、マス寿司とビールを買って乗り込む。長野での下車も考えていたけど、トロッコ列車の疲れで諦め、上野まで乗車。新幹線内でプロレスをむっちゃ音漏れしながら見ているおっさんがいたが、あれは布教なのか(意訳、うるさい)と思うなど。
上野から御徒町まで歩き、富士そばで肉骨茶そば。カップヌードルの赤いやつの出汁に、薄切り豚肉が入っているような感じ(例えがよくない)だけど、予想以上に美味しかった。御徒町から秋葉原に移動して、BEEPとか書泉とかをみてまわり、浅草橋方向に歩いてライフで夕食を買って、浅草橋の東横インへ。途中、ライフの前の交差点でiPhoneが落ちていて、これどうしたもんかな、と思ったけど、踏まれないところに置き直してその場を立ち去る。近くの交番とか、知らんしな。
ホテルに入ったのはそれなりに早かったが、雨もぱらついていたので、そのままホテルで酒を飲む。ビール、チューハイ、日本酒と飲んで飲み過ぎ、電気をつけたまま寝落ちする。