今日の最終目的地は宮崎なので、博多から宮崎までどう移動するか、というのが計画の立て所でした。で、結論としては湯布院と別府の温泉地を回って、それから宮崎入りしようとなりまして、朝7:45博多発のゆふ1号で出発、湯布院(駅名は由布院)着は10:00ちょうど。
しかし、湯布院はすぐに離れることになりました。だって、何もないんだもの。取って付けたようなアンティークショップや、にわか作りの民芸品店。大きな温泉街というわけでもないので、温泉の充実度も低い。日本三大名前負け温泉地の一つなんじゃないかと思います(残り二つは知らないけど)。名前に惹かれたあなたも、あまり大きな期待を持っていっては行けないよ。ということで、すぐに見切って11:08発の各停に乗って、一本乗り継いで12:32に別府着。
別府について、とりあえず有名な地獄巡りをやってみよう、と鉄輪温泉にバスで向かいました。バスは320円で、20分くらい(だったかな?)で到着。でも、よく調べてみなかった私もあれなのですが、地獄巡りって2000円も取られるんですね。ただ温泉の源泉を見て回って2000円って、それはあまりにもあんまりだろう、ということでこれも見送り。
で、ガイドブックに載っていた市営の「鉄輪蒸し湯」に入ってみようと思い行ってみたところ、パンツをはいたままはいるので着替えがいるとのこと。しまった、持ってないよ、と思いましたが、上手くできていて裏に服屋があって、もうお見通しのようにパンツが売っていました。で、そこで購入していざ入浴。
「いざ入浴」といっても、ここの風呂は普通の風呂ではない。言ってしまえば薬草サウナなんですが、一遍上人由来の由緒ある入浴法で、小さな入り口から入れる石穴の中に石菖がひいてあり、中は温熱状態。そこに這って入って横たわって、しばらく我慢して、発汗と薬効により入浴を行うというものでした。なんか、以前芸人が台本を覚えられるまで中で頑張るという罰ゲームに使われていたなあ、とその入り口を見て思い出しました。
入ってみると、夏の暑い日なのですが、更に熱い。5分間経つと一旦係の人が空気入替で開けてくれるのですが、そこまでしか我慢できませんでした。でも、いい汗をかきましたし、なぜか入浴後はすっきりするのが面白いところです。一応入る前と後には流さないといけないし。この入浴で満足して、別府駅までバスで戻りました。
一応別府の駅前にも温泉街があるので、そこにも入ってみました。入ったのはこちらも市営の竹瓦温泉。入浴料は100円、でも780円で砂湯にも入れます。砂湯というと指宿辺りが有名なので、「別府で砂風呂っていうのもなあ」という思いと、あまり時間がなかったこともあり、普通のおふろに入りました。雰囲気は歴史を感じるようなものがあって良かったのですが、まあこちらは普通の風呂でした。中は洗面器しかおいておらず、石鹸など持っていなかった私はお湯で体を流し、ざっと入浴してすぐ出てしまいましたが、まあ別府温泉に入ったという雰囲気は味わえた、かな。
別府観光終了後、別府駅の書店にはいるとPure Pureが売っていました。そこで購入してしまう私に、我ながら「さが」を感じてしまいました。ここは大分ですが(思いついたので書いてみたが、いまいち)。
その後、別府15:46のにちりん11号で宮崎に向かい、19:13に宮崎着予定、その後フェリーに乗る予定です。今この文章は電車の中で書いています。宮崎着後、フェリーの事については明日書く予定。写真も後で追加するかも。Pure Pureについても明日、かな。
九州を列車で旅して思ったのは、整備新幹線、要るねということ。最近在来線の特急としては、割と早い北陸線のサンダーバードしか乗っていなかったのもあって、在来線特急の遅さを忘れていました。別府宮崎3時間以上だもんなあ。東京大阪より大分時間かかるもんなあ。来年の春に九州新幹線が開業したら、博多〜鹿児島間が1時間以上短縮ですよ。当然対コストという話もあるので、ばんばん開業は出来ないのでしょうが…。