■ [読書] 宮下志朗「パリ歴史探偵術」(講談社現代新書)
20世紀初頭くらいまでの文学作品や絵画、写真などを引用しながら、パリの各所を案内する内容。新書での刊行ですが、割と随筆風です。その土地土地の歴史なども書かれているので、少し因縁話的な要素も。序盤は文章でパリの道案内をするような内容で非常に読みにくく、これはつらいなあと思いましたが、1/5程度終わったところからはポイントポイントを絞っての案内となり、素直に頭に入ってきました。パリとかヨーロッパに対する興味が薄い私でも、没入度は高かった。[→amazon]