■ 先に書いておきますが、長文の愚痴です。ちょっと今週はどうしても書きたいので…。今週一回限りの予定なので、愚痴を読むのが嫌いな人は読み飛ばしてください。
■ 一般に人間は、一応動いているシステムの問題点を探ったり、過去の誤りを修正していく、といった作業はあまりやりたがらないものです。世間的にも、そういった仕事は評価もされないものだったりします。そういう作業を行うより、別の新しいことをすることで、その辺を覆い隠そうとしたりします。不良債権問題、ダイエーの大借金経営、旧態依然の公共事業など、1990年代(失われた10年)ではそういうことの悪しき展開を、何度も、何度も目にしてきたものです。
■ とまあ、なぜこんな事をわざわざ書いたか、というと私の愚痴のリード(導入)な訳で。私の部署では二つのラインが進行していて、一方は過去の悪しき遺産の総決算、他方は新技術を使った画期的商品(かな?)。私は前者の仕事を担当中、でも過去の悪しき遺産があまりに膨大で、いつまで経っても作業が終わらない始末。で、上の方にいるのは悪しき遺産を知らない、最近移ってきた人ばかり、そんな仕事、すぐ終わるだろうとどんどん人を減らしていって、ますます仕事が回らなくなる。
■ で、その方たちが全力を注いでいるもう一つの方の仕事は、というともう体制が無茶苦茶。私も今やっているラインが終わったらそちらに移るのですが、指揮系統はまるでなく、私の担当の仕事の指揮をしている人は一極集中型で、情報がまるで降りてこない。で、その人の所で仕事がパンクし、これまで全然仕事がまわってなかった、という。
■ その局面を打開するための対策会議に少し顔を出したのですが、もう政治的な思惑から判断が無茶苦茶。今止まっている仕事を、本来その人たちにやってもらった方が効率がいい、という人たちに頼もう、という意見が出ても、うちの一番上が(先ほどの一極集中型の人の、さらに上)、今はそういうフェイズではないと即否定。まあ、目先の一日より、未来の三日だと思うんですがね…。そう頼むことは(その状況を放置していたことなど)自分の過去のだめな動きを自ら認めることになるので、出来にくいのは分かりますが、そういう判断をするようになったら上としては終わりだわな。
■ 読む人が読んだら丸分かりの話ですが、まあ、会社でも同じようなことは言っているので、別に良いでしょう。もう最近ははっきり言わないと分からないのか、と思って言いたい放題です。で、どんどん立場が悪くなっていくと。新社会人の方はまねしちゃだめだよ。