Perfumeはなぜブレイクしたか

…、もちろん、この表題は釣りで、この手の「なぜブレイクしたか」はすべて後付けの論評だし、こういう表題の付いているエントリは読んで得られるところは何もないです。「○○はなぜヒットしたか」とかを後付けで論評するのは非常に簡単で、でもその論評を元に次のヒットは出てこないわけで。「理詰めのヒット無し」「分析からヒットは生まれない」とは思います。

ああ、ヒット/ブレイクに共通している要素はありますよ。特にアイドル近辺では当てはまるのですが、「新鮮味があったから」。あんまり、既存のものをブラッシュアップしたタイプの人が大ヒットした、というのは見たこと無い感じ(強いて挙げるなら、Whiteberryに対するZONEくらい)。じゃあ、その「新鮮味がある」ってなるためにはどういう状態なのか、というといきなり難しくなるわけですが。

でも、ファンサイト(ブログ)がこういう内容で文章を書くことって、多いですね。多分、この手の内容って、「一見客観的に見える文面で、自分の好みを披露できる」という部分にあるのかな、と。ファンの主観的な文章はファン以外はあまり読みたがらない訳ですが、分析が入(っているように見え)るとつい読んでしまう効果が…。…。これって、うちのページがやってきた手法を分析しているのに等しいわけですが。

で、Perfumeですが(結局書くのかよ)、潮目が変わった(風が吹いた)のは木村カエラのプッシュからだとは思う。考えてみると、木村カエラ自身も、SEVENTEENモデルとしても、saku saku MCとしても注目度は低かったけど、「Level 42」(CD)の発売で潮目が変わったとも言える。彼女は状況を変える力を、持っているのかも知れない。

あと、Perfumeは中田ヤスタカプロデュースでぶれなかったのがえらいと思う。デビュー以降何枚かあの路線続けて、序盤の受け容れられ方だったら、普通事務所あきらめるもん。私はBEE-HIVEと、Girl’s BOXのイベントでブレイク前のPerfumeを2回見たのですが、正直これって受け容れられるのかなー、とは思ったもんな。結果的にはこういう状況になったわけで、信念の勝利、新鮮味の勝利、だなー、と。

週刊少年チャンピオン 2009 No.26

真野恵里菜が表紙と巻頭4P(吉田裕之)。グラビアの雰囲気はとにかく王道。で、その王道にふさわしい可愛さではあるわけですが、じっくり見ると「へしゃげ顔」ではあるので、P1やP4のように髪を下ろして口を閉じて、ほっぺを強調してしまうよりは、P3のような表情、角度の方が良いとは思う。でもまあ、興味深い可愛さを持っているのは間違いないです。(85点)

週刊ヤングジャンプ 2009 No.26

30周年メモリアルということで、主に21世紀に入ってからのグラビア登場アイドルを、彼女たちの今の写真と合わせて掲載。この「今の写真と合わせて」というのが、かなり頑張った企画です。

掲載されているのが、広末涼子、加藤あい、優香、鈴木あみ、綾瀬はるか、市川由衣、若槻千夏、相武紗季。メンバーとしても、田中麗奈は欲しかった感はあるけど、まあ抜けはない感じ。この中だと鈴木あみは今のグラビアを撮りづらいかと思うけど、そこを頑張って入れていてすごい。彼女は、確かにヤンジャングラビアで一時代を作りましたからね。

他にも、市川由衣のようにポーズを合わせたり、若槻千夏のように衣装を合わせたり、色々お遊びもあって、こういう企画物の割には楽しめる内容でした。しかし、加藤あいは変わってないなー、と思った。